従業員エンゲージメント」の概念(コンセプト)が、ここ数年で日本でもじわじわ浸透してきました。皆さんは、「従業員エンゲージメント」と聞いて、何のことかパッとこ答えられでしょうか?

そもそも「従業員エンゲージメント」とは何か。いくつか定義を紹介します。

従業員エンゲージメントとは、従業員が所属する組織とその組織の目標に対して抱く心理的なコミットメント(絆)である。
Employee engagement is the emotional commitment the employee has to the organization and its goals.

Forbes, what is employee engagement

従業員エンゲージメントとは、従業員が所属する組織に対して抱く心理的なつながりであり、従業員エンゲージメントは従業員の職場での行動や努力レベルに影響する。
Emotional connection an employee feels toward his or her employment organization, which tends to influence his or her behaviors and level of effort in work related activities

Business Dictionary

つまり「従業員エンゲージメント」とは、従業員が所属組織の成功に対して主体的に関与していきたいという心理的なロイヤリティ(帰属意識/貢献意欲)を有していること、と言えるでしょう。

旧来型の「従業員満足」は、従業員個人が自分自身の仕事に満足しているかという一人称視点に着目しがちですが、「従業員エンゲージメント」は従業員が所属組織に対してどのように関わり合いたいか、そして、それは所属組織が目指しているものと合致しているかという双方向性に着目している点にポイントがあります。

また、どちらも従業員の所属組織に対する心理的な状態を定量化するためのコンセプトであることには変わりないですが、「従業員エンゲージメント」はより組織業績への関連度(影響度)を重視したものであり、「従業員エンゲージメント」が高ければ企業業績の向上につながるという因果関係に立脚している点も見逃すべきではないでしょう。ウイリス・タワーズワトソンでの調査によると、従業員エンゲージメントのスコアの高い企業は、おおむね一貫して各業界の成長を上回る業績成長を見せているという結果が出ているとのことです。

次回は「従業員エンゲージメントを高めるためにはどうすべきか」について書きたいと思います。

# ジャンプスタートパートナーズの従業員エンゲージメント調査