従業員エンゲージメント調査(ES調査)とは

従業員エンゲージメントとは

「従業員エンゲージメント」とは、従業員が所属組織の成功に対して主体的に関与していきたいという心理的なロイヤリティ(帰属意識/貢献意欲)です。

旧来型の「従業員満足」は、従業員個人が自分自身の仕事に満足しているかという一人称視点に着目しがちですが、「従業員エンゲージメント」は従業員が所属組織に対してどのように関わり合いたいか、そして、それは所属組織が目指しているものと合致しているかという双方向性に着目している点にポイントがあります。

また、どちらも従業員の所属組織に対する心理的な状態を定量化するためのコンセプトであることには変わりないですが、「従業員エンゲージメント」はより組織業績への関連度(影響度)を重視したものであり、「従業員エンゲージメント」が高ければ企業業績の向上につながるという因果関係に立脚しています。
ウイリス・タワーズワトソンでの調査によると、従業員エンゲージメントのスコアの高い企業は、おおむね一貫して各業界の成長を上回る業績成長を見せているという結果が出ています。

従業員エンゲージメントを測るメリット

組織課題の把握

項目別の満足度、および重要度を計測することで、組織の現状の課題を定量的に把握することができます。半年or1年に1回の実施が望ましいです。

エンゲージメント改善

エンゲージメント調査の結果を踏まえ、課題整理を行い、組織運営の改善、施策の展開を行うことでエンゲージメントの改善につながります。

離職防止

記名式にすることで、離職リスクがある社員を把握することができます。適切なフォローを行うことで、従業員の離職を未然に防ぐことが可能です。

JSPの調査フォーマット

JSPでは、「従業員が組織に求める要素」と「組織が従業員に求める要素」をそれぞれ規定し、従業員エンゲージメントを測定するフレームワークを開発しています。(上図)
具体的には「従業員が組織に求める要素」は、マズローの5段階欲求説をベースに、エンゲージメント調査に即した形での読み替えを行なっています。

  • 生理的欲求:働く上での基本事項
  • 安全欲求:業務遂行に必要な環境
  • 社会的欲求:組織としての居心地
  • 承認欲求:目標と評価、育成に関する制度と運用
  • 自己実現欲求:仕事のやりがいと自己実現

そして、「組織が従業員に求める要素」は、従業員エンゲージ面を高める上で必要な3要素である理解・共感・行動となっていて、組織と従業員の関係のあるべき状態を規定していきます。ここでは回答者自身の心理状態を答えるのではなく、組織と従業員の関係がどのように映っているかを答えてもらうことになります。

エンゲージメントを測る個別項目の設定

上図は、監査法人業界において実際に毎年利用している従業員エンゲージメント調査のフレームワークと個別質問項目です。

  • 働く上での基本事項:ワークスタイル、ワークライフバランス、働くことの安心・安定感、報酬水準、行事・福利厚生
  • 業務遂行に必要な環境:役割浸透度、職場環境、情報共有、仕事上のルールやツール、適切な人員配置
  • 組織としての居心地:理念への共感度、風通しの良さ、人間関係、チャレンジの機会、仲間の受入環境
  • 目標と評価、育成に関する制度と運用:ロールモデルの存在、目標設定の適切さ、評価方法・プロセス、フィードバックと処遇、教育・育成の機会
  • 仕事のやりがいと自己実現:仕事のやりがい、仕事に対するモチベーション、能力適性、成長実感、キャリアパス
  • 組織と従業員の関係:プロフェッショナリズムの追求、顧客志向の浸透、社会貢献意識の定着、ブランド向上にむけた活動、コンプライアンス遵守

働く上での基本事項〜仕事のやりがいと自己実現までの個別項目は、どのような会社でもある程度汎用的に使えますが、組織と従業員の関係の個別項目は、その会社次第なので、会社ごとに検討・具体化が必要です。

ここから、具体的に従業員エンゲージメント調査の質問文の作成に入っていくのですが、質問の仕方(言葉選びやニュアンス)によって回答結果のブレは当然でてきますので、どのような質問文にするかも大切です。
回答者に対して、バイアスをかけないように、かつ、質問の意図が正しく伝わる質問文にすべきです。

プロジェクトの進め方

タスクフロー

  • 従業員エンゲージメント調査導入プロジェクトは、4つのタスクで構成されます。
  • プロジェクト実施期間は2ヶ月~3か月です。
1
調査設計

現状の問題意識を共有した上で、調査の方法、対象、実施期間などの基本スペックを検討・決定します。
JSP保有の調査フォーマットをベースに、質問を検討・決定します。

2
実査準備

調査票の作成・確定を行います。
従業員に対して、事前に必要なアナウンスを行います。

3
実査

従業員エンゲージメント調査(ES調査)を実施します。(ネットアンケートを利用)
回答催促を行い、回収率を高めます。

4
分析・報告

調査結果の集計・分析を行い、Findingsを整理します。
報告会を開催し、調査結果と経営課題を共有します。

成果物

①ローデータ&単純集計レポート
②調査分析報告書(分析結果と考察・提言をまとめた報告書)

プランと料金

プリフィックス調査

10万円(税別)〜

・JSP独自の調査票フォーマットでの実査となります。
・3問まで質問を追加できます。
・納品物は、ローデータと単純集計レポートです。
・メールでのやりとりが基本で、打ち合わせ・報告会は原則ありません。

カスタマイズ調査

40万円(税別)〜

・JSP独自の調査票フォーマットをベースにしつつ、クライアント企業の業種・課題に合わせて調査票を再設計します。
・納品物は、ローデータと単純集計レポートです。
・調査設計の打ち合わせと報告会をそれぞれ1回実施します。

カスタマイズ調査&分析報告

80万円(税別)〜

・JSP独自の調査票フォーマットをベースにしつつ、クライアント企業の業種・課題に合わせて調査票を再設計します。
・納品物は、ローデータと単純集計レポート、調査分析報告書です。
・調査設計の打ち合わせと報告会をそれぞれ2回実施します。

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