最近、営業はどうやっているのとよく聞かれます。
ありとあらゆる手段を用います!
と答えていますが、本当です。
個人的なツテもありますし、他者からの紹介もありますし、交流会の名刺交換もありますし、このブログもその一つでもありますし、飛び込みもします。
私はNRI時代、営業というのはほとんどしてこなかったですし、どういうことをやれば、コンサルの仕事がとれるのか教えてもらったこともありません。なので、正直なところ、いまだに営業のコツはわかりません。暗中模索で、日々勉強です。あー、あれまずったなぁと、振り返って反省することも多いです。
前職を辞めた後、営業のコツを知りたくて、お世話になった部長に教えを乞うた所、、、
「コンサルの営業は、恋愛と同じだっ!!」
と、奥の深そうなお答えが返ってきました。要は、”第一印象”と”愛を貫く”ことが大事だということでした。
プロフェッショナルなので、(顔がぶちゃいくでも)服装はしゃんとしていないと仕事を頼む気にはならないし、一生懸命自社のことを考えてくれていることが伝われないと駄目だということなのだと思います。
先日、日経新聞の一面にNRIのK部長のコメントが出ていました。アクが強いK部長が、昔仰っていたことに、
「顧客創造の本質は、先義後利の愛である」
という名言がありました。
当時は、「ふぅー~ん」で済ませていましたが、今は非常に奥の深い言葉だと思っています。
先義後利とは、「義を先にして利を後にするものは栄える」という意味の中国の古典に由来する言葉です。
仕事の種類は問わず、営業(=お客様を創る)という活動の根本には、お客様に対する義を先んじることが、結果として双方の利につながるという真理があり、自社の利益だけに主眼をおいた営業活動はうまくいかないということなのだと思います。