新将命さんの著書「リーダーの教科書」の中で、「優れた上司はやるべきことを紙に書く」と説明しており、面白かったので紹介したいと思います。

鉄鋼王カーネギーは若かりし頃、あるコンサルタントを雇い、忙しいから時間にゆとりが持てる方法を教えてくれといった。コンサルタントはこうアドバイスした。

毎朝、職場に行く前に、今日やるべきことを全部紙に書いてください。それから、そのやるべきことの優先順位付けをして、番号を振ってください

半年後、このコンサルタントには、カーネギーから当時の金額で5万ドルの小切手が送られてきたという。役に立つ情報として認められたのである。
非常にシンプルで、かつ、無駄がない。毎朝3分で終わる。実行可能でかつ効果があるから、カーネギーが評価したのだと思う。

———————————————

私も朝、今日やらないといけないことは、これとこれとこれ。と頭の中で整理する。

しかし、紙には書いていない。

その上、優先順位もつけていない。

一日終わってみると、やりたかったことの半分くらいしか終わっていない・・・ということがある。

ただ、優先順位をつけていなかったので、優先順位が高かったものが本当に済んだのか、正確に検証することはできない。

一方、昔同時に何本ものプロジェクトを抱えていた頃、朝オフィスの自席についたらすぐに、紙にToDoを書いて、終わったものから消していくということをやっていたことがあった。確かに、やるべきことの見える化には効果があったのである。

こういう小さいけれど、重要なTipsを愚直に実行しているビジネスパーソンの生産性が高いということは、非常に納得である。

伝説の外資トップが説く リーダーの教科書/新 将命