アントレプレナーシップ【entrepreneurship】は、一般的に起業家精神と訳されるが、本質的な意味合いが何かを理解するのは簡単ではない。

辞書によると、

「企業家精神。新しい事業の創造意欲に燃え、高いリスクに果敢に挑む姿勢。」

バブソン大学では、

「リーダーシップ・統合的なアプローチ・機会志向の組み合わせによってもたらされる思考・行動体系」
“a way of thinking and acting that is opportunity obsessed, holistic in approach, and leadership balanced.”

P・F・ドラッカーの『イノベーションと企業化精神』においては、

「アントレプレナーシップとは、イノベーションを武器として、変化のなかに機会を発見し、事業を成功させる行動体系のこと」

と定義づけされている。

また、ドラッカーは、

・アントレプレナーシップは、科学でも芸術でもない。あくまで、実践である。
・アントレプレナーシップとは、リスクをとることである。

とも述べている。

アントレプレナーが乗り越えなければいけない困難としては、以下の3つが挙げられることも忘れずに明記しておく。
・リスク(Risk)
・曖昧さ(Ambiguity)
・不確実性(Uncertainty)

私としては、バブソン大学での学びを通して、

人には見えない”機会”を見出し、自らリスクをとり、限られた経営資源を用いて、事業を創造し、新しい価値を生み出すこと

と考えるに到っている。