企業のDXを構成する4本柱の最後である経営(経営管理)のデジタル化とは、データ・ドリブン経営(データに基づく経営判断をスピーディに行い、質の高い経営判断ができる仕組みを構築する経営スタイル)そのものといっていいと思います。

その経営(経営管理)のデジタル化には、データ活用を基軸においたPDCAサイクルを構築が肝になります。 データ活用を基軸においたPDCAサイクルとは、次の通りです。

  • Plan(指標設計):KPIツリーを策定し、経営として見るべき重要プロセス指標を明らかにする。
  • Do(データ収集):必要なデータを必要なタイミングで収集できるデータ収集基盤を構築する。
  • Check(データ把握):経営ダッシュボード(経営判断に使える情報基盤)を構築し、KPIを見える化する。
  • Action(経営判断):データに基づき経営判断を行い、その繰り返しにより判断精度を高めていく。

多くの企業経営者にとって、欲しい(必要な)情報がタイムリーにみれない、データが正確でない、だから正しい経営判断ができない、といった悩みがあるのではないでしょうか。

経営のデジタル化とは、そうした悩みを解決するものであり、経営自体の質を高めるものなのです。