Innovationのクラス、2日目終了しました。2日目は、ケースが多かったけれど、新しいフレームなども学べて、実りある内容でした。
ちょっと授業の雰囲気をビデオで紹介。↓が担当教授のJay Rao。
非常にクリアなメッセージを力強く語ることが、お分かりになるかと。
このビデオの中でも語っていますが、イノベーションを誘発(Drive)するのは、アイデアなくて、Culture(企業文化)なんだということなんですね。経営者として、部下に対して「イノベーションを起こせ!」と言うのは無茶で、イノベーションが誘発されるカルチャーを創る必要があるわけです。(ちなみに、企業文化を変えるには、最低3~5年はかかると言われています。)
Rao教授は、イノベーションを誘発するカルチャーとして、以下のフレームワークを提示しています。理性・論理をつかさどる左脳的要素として、Resources(経営資源), Processes(プロセス), Success(成功)。感情・想像力をつかさどる右脳的要素として、Values(価値観), Behaviors(行動様式), Climate(雰囲気・空気)。計6つのドライバーがあり、このドライバーをいじることで、イノベーティブな企業文化に変えていくという考え方です。
合わせて、教授はイノベーションを誘発するカルチャーがどの程度整っているかを評価するツールとして、Culture of Innovation Surveyを開発しています。企業の従業員が、このアンケートに答えることで、上記の6つのドライバーの中で、何が強く、何が弱いかというのを定量的に把握することができます。
よくできたツールなので、これを日本語展開していいかどうかを、いま教授に確認中です・・・