本日、私が執行役員管理部長を務める会社の代表取締役が交代となりました。

表向きは体調不良が理由ですが、実質的には解任です。

理由は大きく3つあります。
①当社の最大で喫緊の課題である売上拡大に対して、必要な行動をとらず、また、結果を出せていないこと。むしろ、数多くの失言で、営業機会を毀損したこと。
②経営チームをまとめることができず、また、経営チームからの信頼を失ったこと。
③お金の使い方に公私混同が多く、決裁に合理性・公平性のある判断をしていないこと。

私が入社したのは去年の8月。社長のパフォーマンスが本当におかしくなってきたのは今年の4月以降。役員間ではかなりの問題として認識し、数多くの対策協議をしてきました。

2社のVCが入っているので、VCから派遣されている2人の社外取締役には、4月以降、社長の問題点について数多く報告し、警笛を鳴らしてきました。

6月末には、株主総会後に、社長の再任を行わないよう社長交代を提案し、さもなければ辞めますよと迫りました。その際の、社外役員の回答は、すぐにはアクションはとれないというものでした。

その後も、散々すったもんだがあり、9月末でやっと社長交代となりました。この間、ひたすら資金流出をつづけ、会社を正しい方向にむける作業ができなかったので、貴重な時間を失うことになってしまいました。

前社長自身に最大の問題があり、彼に会社をマネジメントする実力がなかったということに尽きるのですが、会社として、この点を早期に是正することができなかったことが非常に大きかったと思います。