MBAの一年目の多くは、Accounting(会計)が必修科目となっています。

バブソン大学もそうで、FIBD(Financial Inpact on Business Decision)という名前ですが、要は会計の基礎からやっています。

損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の関係、作り方などから始めています。

大学で始めて企業会計を習ってから、もう10年。コンサルとして、財務分析などあれこれして6年になりますが、今までの総復習という意味で、けっこういい勉強です。

初めて見聞きするものはほとんどありませんが、いくつか発見もあります。

まずは、USでの会計まわりのレギュレーション(規制)の仕組みについてです。例えば、米国では、SEC(証券取引委員会)が上場企業に対して、毎年有価証券報告書の提出を求めていますが、これは10-Kと呼ばれているんですね。最初は、10-Kってなんだ?!と戸惑いましたが、日本でいう有報だと思い出しました。

また、細かな点でルールの違いもあるんですね。

例えば、欠損金の繰り戻し還付です。これは、前期が黒字で法人税を納付していたにもかかわらず、今期赤字になってしまった場合、前期の納税額から法人税の還付を受けられるというもので、米国では企業の大小に関わらず、認められているようです。

一方日本では、資本金1億円以下の中小企業にのみ認められており、大企業には欠損金の繰り戻し還付制度はないのです。

あと、これは知っている人は多いと思いますが、米国会計基準に、経常利益という概念はありません。

ちゃんと予習して、いろいろ吸収したいと思っています。

あせる

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