2年生(卒業を迎えるMBA生)に向けてのLast Lecture(最後の授業)がオープン講座でしたので、一昨日参加してきました。ぼくにとっても、1年目のLast Lectureです

授業を担当するのは、バブソン大学のBest Professorとしてノミネートされた3名の教授。それぞれの教授が45分間にわたり、卒業する未来のアントレプレナーにメッセージを贈ります。

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最初の教授は、Prof.Molligan。Operationを担当している教授で、実際に教わりましたが、かなりエナジェティックな人です。彼のメッセージは、

Define success by yourself.(何をもって成功とするかは自分で定義しなさい。他人に押し付けられた成功を追い求めても、空虚である)

Many person have a wrong ideal of what constitute true happiness. It is not attained through self gratification, but through fidelity to a worthy purpose.(多くの人間が、本当の幸せとは何かについて誤った理想を抱いている。本当の幸せとは、自己満足を通して得られるもではなく、意義ある目的に向かって突き進むことで得られるのだ。)

というもので、自分自身が何に価値を置くのかを大切にして、これから生きていって欲しいことでした。

次に現れたのは、Prof.Malvaney。彼は、バブソン大学の卒業生で、銀行畑を歩み、複数企業のCEOを歴任した後、バブソンでM&A周りを専門に教えています。

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彼のメッセージは、

Success = Opportunity + Skill + Luck (成功とは、機会とスキルと幸運によってもたらされる)

Don’t be afraid of asking your customer. Asking customer is wonderful thing.(顧客に質問することを恐れてはならない。顧客に質問することは素晴らしいことなんだ)

Challenge above your pay grade.(もらっている給料以上の働きをせよ)

というものでした。ユーモアを交えつつ、ビジネスの本質について話していました。

最後は、Prof.Caspe。幾たびもの起業の経験があり、事業を起こす上で何が重要で、何が重要でないかを彼は語りました。

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When start-up your business, you have only one asset. Its YOU! (事業を起こした際に、君が持っている資産は一つしかない。それは、君自身だ!)

Writing is a wasting of your time. More action is appropriate.(スタートアップが事業計画を書くなんて、時間の無駄さ。行動あるのみだ。)

Treat other people as you wanna be treated.(他人に対しては、自分が扱われたいように扱いなさい)

Find a way to make a difference. Find a way to give back to society.(違いを生み出す方法を見つけなさい。そして、社会に還元する方法を見つけなさい)

If your CVP(Customer Value Proposition) is not strong enough,get your customer by doing what you don’t wanna do it.(顧客に価値が伝わっていないようであれば、自分があまりやりたくないことをやってみることで、顧客を見つけなさい)

You need to learn how to hear customer.(顧客の本音が何なのか、読み取る力を身につけなければならない)

というのが彼の話のエッセンスで、どれも示唆深いものでした。

全体で2時間半の授業でしたが、どの教授も熱弁を奮っており、楽しいひと時でした。

その後同級生と一緒に、1年目のLast Lunch。美味しい中華で締めくくりました。

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