少し前のことになりますが、今年の5月、トヨタ自動車の豊田章男社長が、創立100周年を迎える米国バブソン大学で卒業式スピーチ(Commencement Speech)を行いました。
アメリカの大学やMBAの卒業式では、卒業生や自校に関係する著名人を招待してスピーチをしてもらうことが慣例になっていて、スタンフォード大でのスティーブ・ジョブズのスピーチは超有名ですし、マーク・ザッカーバーグのハーバード大でのスピーチも有名です。
日本人がアメリカの大学の卒業式スピーチのスピーカーとして招待されること自体、非常に名誉なことなのですが、今年はBabson College創立100周年という記念の年に、トヨタの現役の社長が招待され実現したわけですから、これ自体スゴイことです。
そして、豊田社長のスピーチが、めちゃくちゃ良い。是非通しで見ていただきたいと思います。
心に響くスピーチの内容になっていますし、起承転結の流れもあり、何よりも所々でジョークを入れて、笑いを取っている。これは、かなり難易度が高いことなので、本当に凄い!(きっと、何度もリハーサルをしたに違いません笑)
私の心に響いたパワー・ワードを記しておきたいとおもいます。
幸せな人生に何が必要か。喜びをもたらすのは何なのか。自分自身で見つけ出すことが大切です。
私が、バブソンで一番叩き込まれたことは、起業家精神です。トヨタほど大きな会社でもスタートアップと考えるようにしています。
正しいことをやれば、お金はついてきます。
年を取っても、新しいことに挑戦してください。
なぜタイトルが「さあ、自分だけのドーナツを見つけよう」になっているかは、是非スピーチをみて、確認してくださいw