新型コロナウィルスの影響で、テレワーク助成金の活用が注目を集めています。
本記事では、活用すべきテレワーク助成金とその概要の比較表をご紹介したいと思います。
※注意:記載の内容は、調査日(2020年4月17日時点)の情報です。
※テレワークに関する助成・補助は、日本テレワーク協会のこちらのページにもまとまっています。
テレワークに関する主な助成金
全国の企業が対象
- 【厚生労働省】新型コロナウイルス感染症対策のための時間外労働等改善助成金(テレワークコース)
- 【厚生労働省】働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)
- 【経済産業省】IT導入補助金
東京都の企業が対象
- 【東京都】事業継続緊急対策(テレワーク)助成金
- 【東京都】
東京しごと財団 テレワーク活用・働く女性応援助成金(3月31日で申込締切終了) - 【東京都】東京しごと財団 はじめてテレワーク
東京都以外の地方自治体においてもテレワーク助成金を展開されているところがありますが、ざっと調べた感じではそこまで多くはない模様です。
なので、東京以外の会社さんは、国が行うテレワーク助成金を主軸で検討されれば良いかと思います。
各種助成金の比較
主要なテレワーク関連の助成金の概要を比較表としてまとめてみました。
東京都が展開する助成金は、助成率が10/10、そして、機器等の購入費としてパソコン購入も助成対象となるという大盤振る舞いです。
全国対象 | コロナ対策助成金 | 働き方改革助成金 | IT導入補助金 |
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対象 | 労災保険加入の全国の中小企業 | 労災保険加入の全国の中小企業 | 全国の中小企業 |
実施期間 | 20.2.17-5.31 | 20.4.1 – 21.2.15 | 20.7末以降の交付決定から6ヶ月間 |
補助率 | 1/2 | 1/2 – 3/4 | 1/2以下 |
補助上限 | 100万円 | 100万円〜150万円 ※1人当りの上限あり | 30万~450万円 ※A類型、B類型による |
助成対象 | テレワーク用通信機器の導入・運用 就業規則・労使協定等の作成・変更 研修、周知・啓発 コンサルティング費 | テレワーク用通信機器の導入・運用 就業規則・労使協定等の作成・変更 研修、周知・啓発 コンサルティング費 保守サポートの導入 クラウドサービスの導入 | ソフトウエア費、導入関連費等 |
注意事項 | シンクライアント以外のパソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は対象となりません | シンクライアント以外のパソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は対象となりません | 指定のITツールが補助金の対象となる |
その他要件 | テレワークを実施した労働者が1人以上いること | 成果目標の設定が必要 成果目標の達成有無により助成率が変更となる |
東京都対象 | 事業継続緊急対策助成金 | はじめてのテレワーク |
---|---|---|
対象 | 「2020TDM推進プロジェクト」に参加している東京都の中堅・中小企業 | 「2020TDM推進プロジェクト」に参加している東京都の中堅・中小企業 |
実施期間 | 決定から20.6.30まで | 20.4.8 – 21.3.31 |
補助率 | 10/10 | 10/10 |
補助上限 | 250万円 | 10万円〜100万円 |
助成対象 | 機器等の購入費 機器の設置・設定費 保守委託等の業務委託料 導入時運用サポート費 機器リース料 クラウドサービス利用料 | テレワーク環境を構築するための機器・関連ソフト等導入費用 モバイル端末等整備費用 テレワークに関する規定を就業規則に定めることに要する専門家への委託費 |
注意事項 | 申請受付期間: 令和2年3月6日(金) ~ 令和2年5月 12 日(火) | 事業者の規模により補助金上限が変動する |
その他要件 | 募集要項参照のこと | 支給決定日から3か月以内に完了する取組が対象 募集要項参照のこと |
※細かな条件等の記載がありますので、各種助成金の詳細は、必ず募集要項を直接ご確認ください。