今までテレワーク(在宅勤務)なんてしたことなかったのに、会社からの指示で急にテレワークに移行したので、自宅で作業しながら、モヤモヤを感じている人も多いのではないでしょうか。

テレワークは信頼貯金を減らす?

今日、たまたま読んだ記事で、思わず合点がいったので、ご紹介。

出典)BUSINESS INSIDER

是非、全体を読んでいただきたいのですが、気になった箇所を引用します。

(リモートワークを始めて)すでに1カ月以上が経っていますが、リモートワークでの業務はそれまでの「信頼関係の貯金」を使ってやることになるので、時間が経過するに連れて、やはり疲弊していく面はあります。

とはいえ普段は、完全リモートワークを推奨はしていません。会社は信頼関係を築きながら回していくことが必要で、完全リモートではそれが難しい。長期的に続けていくことではないと考えています。

リモートワーク体制下での具体的な工夫としては、雑談だけが目的のミーティングを全社ルールにしたことです。業務の話だけをするのではなく、雑談をどう作っていくかは組織にとってかなり重要です。

リモートワークは自然と、「信頼貯金残高」をすり減らしていきます。話さない・表情が見えないことで、相手が今忙しいのか余裕があるのか分からない。それにより、仲間に協力要請することや相談・依頼することが自然と減る。さらに、何かトラブルが起きたりすると、信頼貯金はもっと減っていきます。

だからこそ、日頃から「雑談」というかたちでコミュニケーションを取っておくことで、仲間の今の状況、価値観や働き方を自然と理解することが必要です。貯金をまた少しずつ増やすためです。これによって自然と助けを求めやすくなるし、「あの人に相談してみよう!」といった連携のきっかけにもなる。

テレワーク(リモートワーク)を導入していない会社にとってはわかりづらいかと思うのですが、非常に本質的なことを指摘してくださっています。

雑談を意図的に取り入れることの大切さ

当社でも、現在はフルリモート体制で稼働していますので、ミーティングは全てWEB会議になっています。

外部パートナー含めてミーティングをする機会も多いのですが、やはり会議の冒頭はアイスブレーク兼ねて雑談をします。10分〜20分の場合もあれば、60分の打ち合わせで30分近く雑談をすることもあります笑
お互いの近況、健康、趣味、家族の話など、もちろん、コロナ動向の情報シェアなどもしたりします。

やはり普段、顔を合わせていないと、お互いの心理的な距離感がどうしても開いてしまうので、仕事の話だけになってしまうと、なんともわびしい関係性になってしまうのですね。。。
なので、できるだけ雑談の時間を多くして、チームとして機能するようなコミュニケーションを心がけています。それでは、オフィスワークとしがって、同じ空間・同じ時をシェアしていないので、「リモートワークは自然と、「信頼貯金残高」をすり減らしていきます。」というのは、的を得ていると感じます。

テレワーク(在宅勤務・リモートワーク)には、こういう特性があることを理解した上で、どう組織全体を運営していくかというのが、テレワーク活用の大事なテーマの1つなのだと思います。

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