最近、会社経営ってのは大変だなぁとつくづく思います。社長として、会社の舵取りを行い、成長させ、利益を上げなければいけない。そのためには、従業員を雇用し、鼓舞し、育成しなければいけない。人間、完璧じゃないのだけど、完璧であるかのような能力を求められる。踏んではいけない、地雷も多い。

そこで、ここ1年の間で感じた、会社経営する上での大切なことを、備忘録的にまとめておくことにしたい。

■言っている事と、やっている事は一致させなければいけない。(言動一致の原則)

■社長は、誰よりも高いパフォーマンスを発揮する必要がある。部下の目は厳しい。

■自分以外に、戦略を考えてくれる人がいると期待してはいけない。

■社長であるという肩書き(権威)を楯に、仕事を進めてはいけない。

■自分の時間の使い方=会社のリソース配分=戦略の体現。何に時間を使うかは、熟慮の上決めること。 

■自分の都合で、部下の時間を浪費してはならない。

■自分(社長)に対する牽制機能をどのように効かせるか、その仕組みを整備しておく必要あり。

■部下の育成は、言って聞かせることに効果なし。やって見せなければ、育たない。

■自由闊達に議論できる雰囲気(空気)作りは決定的に重要。社長にもの言える環境は、社長が作らなければいけない。オープン・ドア・ポリシー。

■悪い報告は、上がってこないと考えておいたほうが良い。

■部下の能力(実行力)の見極めも重要。どこまで任せられるか。本当に成果につなげられるか。出来ないことを、無理にやらせてはいけない。見切りは必要。

■辛い仕事、嫌な仕事、リスクのある仕事ほど、部下に押し付けてはいけない。

■経営チームをつくりまとめるのが社長の仕事。良い経営チームを組成できなければ、会社は伸びない。

■創業期の会社は、株主を慎重に選ぶべき。現金確保のため、むやみに株主を増やすのは危険。

■候補人材が自社にフィットするかは、採ってみなければ分からない。採用後のplan Bを持つことが望ましい。

■現実を正しく直視する(できる)ことが大切。将来については、楽観的にではなく、悲観的なシナリオを想定しておくべき。

■組織を変えるのには、時間がかかる。社長だからといって、思い通りにいくことは、ほとんどない。

■社員が辞めたら、自分に責任があると考えるべき。人間的魅力がないと、人はついてこない。

■自信と謙虚さを併せ持たなければならない。一瞬たりとも、傲慢になってはいけない。

■噂は瞬く間に、社内に広がる。自分の中に留めておかない限り、秘密にしておきたいことを秘密にできていると思うべからず。