将来起業する際に、VCから投資を受けるかもしれないので、投資する側の論理も知っておこうということで、MBAの夏休み期間を利用して、日本の独立系ベンチャーキャピタルでインターンしました。

インターンのテーマとして与えられたのは、投資先候補のテクノロジーベンチャーのデュー・デリジェンス(事業性評価)。

VCの投資プロセスは、資金調達(Fund Raising)⇒投資審査(Screening)⇒価値評価(Valuation)⇒投資契約(Contracting)⇒投資(Investment)⇒モニタリング(Monitoring)⇒価値提供(Value-added)⇒資金回収(Exit)、という流れになり、実際に投資するのは、100の企業の審査をして3つ程度と言われています。で、今回の業務範囲は、「投資審査と価値評価」のところになります。

簡単にいうと、
・マーケットの分析
・競合調査
・事業計画の精査
・投資先ヒアリング
・リファレンス(裏づけ)ヒアリング
・投資判断の検討・分析
・報告(プレゼン)
を行いました。

ベンチャーキャピタリストの価値提供のタイプとして、「鶏型」と「豚型」があるという面白い例え話を聞きました。

「鶏型」とは、鶏が卵を産むように、自分が持っている知識やネットワークで、投資先に欠けているものを提供するというスタイルで、「豚型」とは、自分の肉を切り売りするように、労力を惜しまず投資先を支援するというスタイルをいうようです。

ハンズオン型VCであれば、実際にどのような付加価値を投資先に提供できるかが、競争力の差になるはずです。今回強く感じたこととしては、キャピタリストの仕事は、コンサル同様属人性が極めて高いということ。属人性が高いというのは、どういう意味かというと、価値提供の本質的な部分は長年の経験やスキルの蓄積によってもたらされるもので、簡単に伝授できない(真似できない)という意味です。ある意味、のほほんとキャピタリストの仕事をすることは非常に簡単です。何故なら、お金をもらう立場ではなく、お金を出す立場だから。だからこそ、キャピタリストとして、独自の強みを持っていないと、個人としてのパフォーマンスは挙げられないでしょう。