- インテルの伝説的な経営者アンディ・グローブが自身の経験から、”経営とは何か”を丁寧にまとめた本。
- フェイスブックのザッカーバーグが絶賛している。
- なので、基本は、経営層、ミドルマネージャー層向けの内容ですが、本質的な語り口で書かれているので、けっこうズシンと響きます。
↓以下、引用です
人事考課
- 人事考課を行うことこそ、管理監督者が部下に提供できるタスク関連フィードバックの中でたった一つの最重要な方式なのである。それは、いかに部下の業績水準を査定し、その査定をいかに個別に部下に知らせるか、またどのように報酬を配分するか、ということである。
- 要するに、甲かは人るの極めて協力なメカニズムであり、また、それに絡まる意見や感情が強くて、かついろいろ行き違いがあることは少しも不思議ではない。
- 人事考課の基本的な目的は何か。(中略)それは部下の”業績を改善すること”である。
- 考課は通常2つのことに使われる
- 第一に部下の”技能水準”つまり、どんな技能に掛けているか、その欠陥を強制する方法は何かを発見すること。
- 第二に、同じ技能水準の中でより高い業績水準に押し上げるように部下の”モチベーション”を強めること、である。
- マネージャーは部下と「率直に」話をしなければならない。効果システム全体への信頼性と誠実さが認められるかどうかは、管理監督者が完全に率直であることによって決まる。
ミーティング
- マネージャーは意思決定もするし、人の意思決定も援助する。この基本的なマネージャーの仕事は両方とも、ミーティングを通じてのみ遂行できる。
- 家庭での1on1は、ビジネスで実施する1on1と極めて似ている。どちらの1on1方式も、私は強く推奨したい。
マネージャー
- マネージャーの最も重要な責任は、部下から最高の業績を引き出すことである。
- マネージャーの活動とは、情報収集、情報提供、意思決定、ナッジング(後押し)に収れんされる。
- マネージャーの部下は、6人から8人が適切だ。3,4人では少なく、10人では多すぎる。