三枝さんがミスミのCEOを退いた後に、ミスミ社長時代の12年間を自らを実名で登場させた企業改革ストーリー。

いわゆるターンアラウンド(企業再生)ではなく、企業成長の物語なのですが、三枝流は変わらないんだなぁというところが興味深かったです。専業商社だったミスミがメーカーを戦略的に買収し、バリューチェーンを拡大していくことでグローバル展開していく様は、説得力もあり、考えさせられました。

商社のままであれば、製造業の本当の所がわからず、競争優位が生まれないという洞察があってのこと。