コロナショックの影響をモロに受けたので、JSPの1stプロダクトである「旅パレット」を休眠させピボットする決断をしてからこの1ヶ月は、新規事業アイデアを模索することを続けてきました。

「敢えて、前回とは異なるアプローチで、事業開発にチャレンジしてみたい」という方針のもと、以下のアプローチをとることにした。

  • スコープを広げる→自分たちが知らない、気づいていない社会課題を見つけてみたい
  • マーケットサイズや成長性よりも、特定少数の強いニーズ(N1)の発見にこだわってみる
  • 事業計画(収益モデル)にはこだわらずに、まずは、良いプロダクトを作ることにこだわる
  • 現有リソースにこだわらない。プロダクト開始前のジョイベン(合同会社設立)、資金調達、協業など、小さくまとまらない。仲間集めをもっと積極的にやろう。
  • 自分たちがコミットできるか、情熱を捧げられるか、プロダクトを愛せるかは、もちろん大切にする。

新規事業立ち上げのプロセス全体像

新規事業を立ち上げていく上で、どのように進めていくか、自分たちはいまどこにいるのか(何をしようとしているのか)、自分たちの行動は正しいのかをざっくり把握するためには、「地図(=プロセス全体像)」が必要だ。

そこで、起業の科学で有名な田所雅之氏のStartup Scienceの全20ステップを参考にさせていただくことにした。

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こちらの最初のIdea Verificationの「1. アイデアに気付く」からのスタートだ。では、どうやって、良いアイデアに気付けばいいだろうか?

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無数の石の中から、玉を見つける

前回の「旅パレット」の場合、私が旅行が好きで、観光産業に課題意識と未来を感じたため、インバウンドというマーケットを選択した。しかし、今回は、「スコープを広げる→自分たちが知らない、気づいていない社会課題を見つけてみたい」がとりたいアプローチだ。

そこで、アイデアの量で勝負することにした。新規事業アイデアは、常に玉石混合だ。無数の玉レベルのアイデアから、良質のアイデアが数個見つけられたら良い。1,000個のアイデアがあれば、その内10個くらいは事業アイデアに昇華させることができるのでないか。そして、その10の事業アイデアのうち、2〜3つくらいは事業として成立させられるのではないかというのが、我々の初期仮説だ。

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というわけで、ネットリサーチとクラウドソーシングを活用して、様々なPAINとNEEDSを集めることにした。

ネットリサーチでは、500のPAINと500のNEEDSを集めることにした。質問はこんな具合だ。

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この方法で、約1,100の”ただの”アイデアを集めた。

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次に、クラウドワークスのアンケート機能をつかって、同様にPAINとNEEDで計300ほどの”ただの”アイデアを集めた。

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こうして、約1,400のPAINとNEEDSを集めたのだが、ここから10個ほどの事業アイデアにつながる、”玉”レベルのアイデアを選定していかなければいけない。。。

ネットリサーチで集めたアイデアは、石ばかりで、相当難儀した。当たり前だが、ポイントで答えてくれる回答者は、さほど真剣にこの自由記述質問に向き合ってはくれない。ちゃんと書いてはくれているものの、事業アイデア化できないものが99%だ。

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一方で、クラウドワークスの方は、回答者がフリーランサーなので偏りがあるものの、お金をもらって働いている感覚があるので、ほとんどの人が、質問の意図を理解した上で、きっちり答えてくれていたので、総じて回答の質が高くて、参考になるものが多かった。

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事業アイデアに昇華する

約1,400の玉石混合のただのアイデアをつぶさに読み込んで、事業として成立する”かもしれない”アイデアを約10ピックアップして、事業アイデアに変換することを試みた。

ここでいう事業アイデアはとは、①商品(サービス)、②顧客、③課金、④集客、⑤オペレーションの基本内容を仮説レベルでまとめたものである。
かなり大変な作業ではあったが、なんとか10の事業アイデアを練り上げることができた。

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ここで、役員の鈴木が、もう少し事業アイデアを自分の頭で練りたい、ということで、他人のPAINやNEEDS起点ではなく、自分のPAIN/NEEDS起点で事業アイデアを追加するプロセスをもう一度行い、事業アイデアを3個追加し、最終的な事業アイデア数は13となった。

2〜3つの新規事業(候補)を選ぶ

ここから事業アイデアの絞り込みを行なっていくのだが、現時点では定量化して評価することにさほど意味がないので、創業役員2名(安藤&鈴木)の主観で、可能性が低いと思われるアイデアを落としていった。

基準としては、実現可能性(事業化の難易度)、市場の大きさ、市場成長性、競合の激しさ、参入難易度、課題解決の意義の大きさ、リソース適合性(自社強みが生きるか)、テクノロジーの活用可能性、個人的関心度、といったものだ。

ただし、スタートアップであるので、リソース投下量でシンプルに負けてしまう事業アイデアは避け、市場が魅力的すぎない(市場が大きくない、成長していない、儲からなさそう)なマーケットであるかを大事にした。

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一方で、課題が明確であり、そこに困っている人(N1)がいることがはっきりしていることは、とても大事にした。また、創業者である我々二人が、その課題を「自分ごと」化できるかどうかも大切にした。

このような議論を通して、一旦、1つの事業(候補)を選定することができ、次のステップに進むことにした。最初は2〜3の事業(候補)が見つかればいいと思ったが、結果は1つだ。

残念ながら、ここでその事業(候補)のシェアをすることはできない。現時点では、ただのアイデアだけど、高い価値があるかもしれない貴重なアイデアだからだ。

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ネクストステップ…

次は、Customer Problem Fitだ。
課題仮説の構築を行い、カスタマーが本当に課題を持っているかを明らかにする。(たぶん)また1ヶ月後くらいに、投稿しますので、お楽しみに!

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創業メンバー募集中!

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我々は「世の中にポジティブな変化を生み出す会社」になりたいと考えています。そのためには、もっと仲間(特にエンジニア)が必要!ということで、当社の創業メンバーとして一緒に新規事業立ち上げていたいという気持ちをお持ちの方がいれば、是非こちらからお問い合わせくださいー。

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